先日書いたように、WFの環境をインストールすると、Microsoft SDKs\Windows\v6.0\Samples\WFSamples.zipに色々なサンプルコードがインストールされます。これらを眺めてみようと思います。

第一回は、「OrderingStateMachine」
WFSamples\Applications\OrderingStateMachine

こういった状態遷移図が定義されており、画面で指定したデータのステータスが変更される、そのステータスを見て画面制御(ボタンの使用可否)を行うというサンプルです。
System.Workflow.Runtime.WorkflowInstance#GetWorkflowQueueData
というメソッドでこのインスタンスにとって可能なアクティビティのコレクションが取得できるので、それでボタンの制御を行うのですが、そこで取得できるアクティビティの名前は別途定義されているインターフェースのイベント名なのが、ちょっと分かりにくいです。
色々見ていくうちにこの辺の考え方が分かってくることを期待しています。

WFについて、シーケンシャルワークフローとステートマシンワークフローのうち、ステートマシンのほうがヒューマンワークフローに対応しているという説明がされますが、このサンプルを見てその言わんとする意味がちょっと分かった気がします。