経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫) | |
佐藤 雅彦
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中身も面白いですけど、面白い話ってこういうものなんだなと、変な感心もしてしまいます。あとがきにも書いてますが、ちょっと答えにくいような本質的な質問への竹中さんの態度も感心。
天才佐藤ならではかと思いながら、でも目指したいなという発言があったので、ちょっと長いですけど、引用します。
どの仕事にもたくさんの課題があるように、広告も一つのCMを作るのにいくつもの問題を抱えます。予算が少ない、期間はこのくらいまでに作ってくれとか、このお菓子の認知率を何十%以上にしたいとか、十五秒CMしか作れないとか、オンエア量はこのくらいだとか、オンエアもこのテレビ局しか使えないとか・・・いっぱいあるわけですよ。電通の営業なら営業の悩みがあるし、マーケにはマーケの悩みが、もういっぱいあるんです。だけど、「ちょっといい」くらいのアイデアだと、営業の悩みはちょっと解決できるけど、マーケの悩みは解決できないな、みたいなのがあるわけですね。
ところが本当にすごいアイデアは、一気に全部解決しますね。あれ、すごいですね。「スコーン」のCMのアイデアは、いろんな立場の人の問題を一気に解決してしまいます。
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