先週、「議事録を集めてテキスト化」して内容をカウントしたらおもしろいかも、と書いたら、絶妙なタイミングで、Yahoo!デベロッパーネットワークから日本語形態素解析Webサービスが公開されました。素晴らしい。

実は、話の発端はこの辺のお話にあります。
http://d.hatena.ne.jp/habuakihiro/searchdiary?word=%cf%c3%a4%f2%ca%b9%a4%ab%a4%ca%a4%a4
(すごい検索の仕方してしまってすみません・・・)

人の話を聞く目的は何か。
誰かの意見に従おうと思って、自分が従うに値する意見を探す、ということがあるか。少なくとも建前上はあまりないように思います。(しかし、本音がそうだと、後で「誰々がこう言ったから」ということにはなると思います。)
そうでなくて、ふつうは自分の意見を構築するために、参考として聞くのではないかと思います。で、上記ブログではそれを「ヒヤリング」としているわけです。
(もちろん、雑談から生まれるアイデアみたいなこともありますが、それは目的に向かうプロセスとは違う話なので、ちょっと置いておきましょう。)

で、そういう目的で話を聞くのであれば、自分が参考にしやすい形で聞くべきであり、ただ「何でもいいから聞かせてくれ」と言って聞いてもだらだら時間ばかりが過ぎることになってしまうのではないかと思います。まず必要なのは、こうじゃないかという推論。話を聞き始めたところ推論がまったく違っていたというのであれば、もう一度やり直すしかない。次に必要なのが、議論をデータ化するための方向づけ。そのためにアジェンダを作ったり、参考情報を提供したり。

逆を言えば、自分が話をする時に、どうすれば聞き手の参考になるのか、相手はどんなデータをほしがっているのか、ということを考えるのが、大人の前向きさでしょうかね。