でぶさみシリーズは、今回でひとまず終わりにしたいと思います。
最後は、「My Framework作成の勧め:アプリケーションを30個作る時に何を用意するか」です。
このセッションで一番「掴まれた」のが、「プログラムの再利用では作業量は変化しない」という言葉です。
お話の趣旨は、例えば、現在はフレームワークが無数のライブラリーを提供してくれているが、プログラミング作業のほとんどは以前と変わっていない、再利用できるプログラムは限られており、むしろ必要なのは「設計の再利用である」というものでした。
 薄々は気づいていたんです。例えば再利用率を上げるためにプログラムを細分化する、という考えがよくあるように思います。でも、それで本当に嬉しいのか??見積もりを精査するから再利用率を書いてくれ・・・率って計算式を提示してくれますか??これらは、再利用しています、と言いたい人達の考えであって、再利用で楽したい人達の考えではないと思います(ちなみに、再利用のための適度な細分化は必要なのは当然ですが、上で嘆いたのはそれを過度に進めることです)。
 もう一つ、パラメタの話も共感しました。よく、後々のために設定ファイルで変えられるようにしておいて、と言われます。パラメタライズドカスタマイズはもちろん有効に機能することも多いですが、やはりこれも過度に求める人がいます。大体、パラメタを変えたい場合は、別のパラメタも欲しくなることが多いように思います。それを考えると、パラメタの多さはテストの多さに繋がりますので、うんざりしてしまうのです。
デモで、実行時にビルドするという激しいアイデアが紹介されましたが、やるならそこまでやるのがおもしろいかも知れません。私はメッセージファイルよりも、メッセージクラスをつくって定数に定義するのが好きなのですが(カーソル合わせれば見えるので)、これこそ実行時ビルドがうってつけかも、と思ってしまいました。
話は、そこからDIに行くのですが、DIは改めて整理したいと思っています。