トリンプ社長吉越さん関連の本、「早朝会議革命」に続いて2冊目。
AMAZONの書評で星2つのものがあり、ある意味そんな感じはあるのですが、それでも面白いポイントはいろいろありました。
日本人はもっと効率よく働けるはず
2倍3倍の労働を強いればシェアトップをとれるかもしれないけど、ゲームとして考えたらそれは面白くない。
そして、もっと効率よく働けることを証明したい。
そういう考えも悪くないか。
技は盗め
板前のように。
教育論はいろいろ難しいですね。盗んでほしいし、盗んでいるけど、会社でそれを強いるのがよいのか。
パシフィック
本の内容と関係ないですけど、世界展開する会社が東京に拠点を持つ場合、xxジャパンという名前がありがちかなと。トリンプもそうですね。
では香港に拠点を持つ場合は。吉越さんの前職はメリタパシフィックというドイツの会社の香港拠点だったそうですが、確かにパシフィックという表現が似合うような気がします。
東京だってパシフィックなのに、パシフィックという名前は香港とか上海とかのほうが多いのではないか。まったくの雰囲気ですけど。この辺がソフトウェア輸入大国という現状のそもそもの根底にあったりするような。
第四コーナーを回ってから馬券を買えたら
それと同効果をもたらすために、商品が売れ始めたのを見てから製造指示を出しても間に合うようなスピードを追いかけていると。
羽生さんがおっしゃる、製造のスピードが圧倒的に速いから設計に時間をかけられるという話も同じ。
何のために生産性を上げるのか、目標はどこなのか。
門外不出の技術
特許を取るとその技術が流れてしまうので蓄積していると。
そういう考えがあるから、その反面としての特許という制度があるということですよね。
選択は自由で、どういう商売をするかという意思決定ですね。少なくとも、生産技術の外販はよっぽど気をつけないと、何をやっているか分からなくなるのでご注意を(また言っちゃった)。
革命社長 吉越 浩一郎 by G-Tools |
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